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ギルデンスターン
うるさい議会の番犬がやってくる。
貴様たちは戻ってヤツを始末するのだ。 |
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聖印騎士
議会の………番犬……?
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ギルデンスターン VKPのエージェントだ。
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よいか、私の命に『従う』のだ。
『貴様たちの敵はVKPのエージェント』だ。
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行け!
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ハッ! |
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2006 NICCO |
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…またか。
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今度は大きい!
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…長居は危険だな。
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2006 NICCO |
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.“…爸爸” |
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2006 NICCO |
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シドニー! |
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さすが"危険請負人"!
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大抵の人間は"真実"を認めず"常識"だけにとらわれる。
それゆえ、"恐怖"に支配される。
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だが、貴様は別だ。
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常に冷静沈着に行動し、どんな事態に対してもけっして慌てたりはしない。
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けっしてな…。
まるで…
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まるで"心"がないようだ。 |
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何故だ?
何故、貴様は肉体を支配できる?
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まるで絵本を読む子供と絵本の中で活躍する勇者のように、心と肉体が分離している。
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既様の"心"はどこにある?
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VKPの訓練の賜物か?
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…それとも"心"を閉ざさねばならない何かを見たのか?
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貴様の"心"を見せてくれ…。
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貴様が愛しい妻子を殺したのだな……? |
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…殺したのは騎士崩れの野盗だ。 |
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違うな。
騎士として有能なはずの貴様が愛しい妻と子を護れなかったのだ。
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騎士として、夫として、父親としての責務を果たせなかった…。
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貴様が殺したのだッ! |
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シドニーッ! |
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オレを追ってこい、アシュレイ?ライオット!
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貴様の真実は自身の中にはない。
何が狙いだ! |
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ハーディン! |
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ライオットッ!! |
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メルローズ!!
キャロ
私には構わないで!
気にせず彼らを捕らえて!!
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魔都は貴様の過ちを赦し、眠れる"力"を呼び覚ますだろう!
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されど、その"力"は魔都の与えたものにあらず。
自身が封印した"力"なり…!!
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これはゲームだ。
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オレが逃げ、貴様が追いかける。オレは兎で、貴様は狩人ってわけだ。
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だが、兎は様々な罠を張って狩人を待ち受ける……。
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待っているぞ!
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待てッ、シドニーッ!!
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くそッ! |
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これは…、いったい………。 |
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待っているぞ…
アシュレイ?ライオット… |
2006 NICCO |
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瀕死の騎士
う……く……頼…む……、楽に…、楽にして…く……。 |
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これも"魔法"の力なのか、それともレアモンデの力なのか……? |
2006 NICCO |
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シドニーと交渉を続けると同時に、少しでも内部の情報を収集して打開策を検討するしか…… |
2006 NICCO |
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…これもゲームなのか、シドニー。 |
2006 NICCO |
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…逃げさえしなければ、手荒なマネはせんよ。
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…何をしているの? |
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ふふん、ただのお絵かきさ。
…どうだ、ハーディン。 |
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ハーディン
すごいな…、ヤツは本当に人間か?
戦闘力はゆうに一個師団に匹敵する…。
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リスクブレイカーとはここまで強いものなのか? |
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違うな…。
リスクブレイカーだからじゃない。
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"魔"を取り込み、"力"にしているからだよ。
…ここまでは予定どおりだ。 |
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…どうするつもりだ? |
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どうする…って、このままオレを追い続けてもらうさ。 |
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何を考えているんだ、シドニー!!
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聖印騎士団がこの街を占拠するのも時間の問題なんだ。
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あんなヤツにかまっている場合か?
時間が迫っているんじゃなかったのか? |
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そう、いらいらするな、ハーディン。
予定どおりだと言っているだろ? |
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公爵が裏切ったのも、法王庁が介入したのも、
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あのリスクブレイカーが化けモノのように強いのも、
みんな予定どおりだッて言うのか!! |
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…すまない。シドニー。 |
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いいんだ、ハーディン。
気にするな。 |
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情報分析官の性か?
自分の行く末よりも我々のことが気になるようだな。
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…いったい、あなたは何をしようというの? |
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きみの友人のためにディナーを用意しているのさ。 |
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罪深き血族との契約により… |
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父さんを助けたいの。 |
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……メルローズ? |